友達と親友と俺

それともう1つ。


私立高校受験は無事に、みんな合格した。
そして、今は県立高校受験でみんな必死に勉強をしている。なかには全くしてない人もいる。


俺たちみたいな田舎に住んでいる者は、県立に行きたがるものだ。



知宏「晃大じゃ、商業には上がらんやろ。」

晃大「猛勉強したら上がるし。」

知宏「晃大が真面目に勉強できるわけない。」

晃大「やるときはやる人間だし。」



知宏は馬鹿にしたように言ってきたから、俺は否定した。


でも、おれの言った言葉には嘘などなかった。
現に、今は家に帰ってからも休み時間にも休みの日にも勉強をしている。

みんなからの遊びの誘いも断るほどにだ。




知宏「でも、中央から商業行く人って全然おらんやん。」

晃大「別に関係なくない?」

知宏「関係あるし。1人だけうくやん。」

晃大「俺がうくわけない。」



俺は、笑ってごまかしたが、内心こわかった。

ヤバい、冷や汗でてきた!!
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