友達と親友と俺

とにかく早く話題をかえないと、不安で押しつぶされそうだ。



そう、俺は根暗だ。
ちゃんと自分で自覚している。けど、直そうにも直んないんだよね。


意識すればするほど、どんどん暗い方向にいっちゃうんです。



ということで、楽しいことでも考えようかね。

……なんも出てこない!



知宏「お~い、早く行こう。」



おっと!!知らないうちに立ち止まって考え込んでたようだ。




しばらく歩いているうちに知宏の家に着いた。


晃大「お邪魔しま~す。」

知宏「えっ!?入るわけ!?」

晃大「じゃあ逆に入らんわけ!?」

知宏「入るよ。」

晃大「じゃあ問題ないやん!お邪魔しま~す。」



俺は、ちゃんと靴もそろえて知宏の部屋に入った。



知宏「んで、今から何するつもり?」

晃大「当然勉強に決まってるでしょ。」



そう言って、通学用バッグから勉強道具を取り出して見せた。
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