友達と親友と俺

この動きに関しては、保は神だった!!


保の動きには無駄な動きがなく、痺れている足に全く負担がかかってなかった!



まさに理想のうごき!いや、理想を超えた神業だ。



保はその神業で教室の入り口まで、あともう一歩まで到達した。



保「早く小松来い!!遅いぞ。」

小松「ちょい待って。」



それに比べて俺は全然進めずにいた。


仕方ない。保には悪いが禁断の技を使うとするか。




小松「よいしょっと。早く行くぞ。」

保「はっ、きもっ!!」



俺はすんなりと立ち上がったのだ。
実は、少し前に痺れなど消えていた。



可哀想に保。


小松「じゃあな保。先行っとくね。」

保「ちょっ待てさ!!」



俺は保を見捨てて教室に入って、すぐにテストを受け始めた。


あんな馬鹿なことをしている間に、残り時間25分になっていた!!



頭に自信のない俺は、解答欄を1/4もうめれずに終わった。



ちなみに保が入ってきたのは、残り時間10分のときだった。
< 85 / 115 >

この作品をシェア

pagetop