友達と親友と俺
この動きに関しては、保は神だった!!
保の動きには無駄な動きがなく、痺れている足に全く負担がかかってなかった!
まさに理想のうごき!いや、理想を超えた神業だ。
保はその神業で教室の入り口まで、あともう一歩まで到達した。
保「早く小松来い!!遅いぞ。」
小松「ちょい待って。」
それに比べて俺は全然進めずにいた。
仕方ない。保には悪いが禁断の技を使うとするか。
小松「よいしょっと。早く行くぞ。」
保「はっ、きもっ!!」
俺はすんなりと立ち上がったのだ。
実は、少し前に痺れなど消えていた。
可哀想に保。
小松「じゃあな保。先行っとくね。」
保「ちょっ待てさ!!」
俺は保を見捨てて教室に入って、すぐにテストを受け始めた。
あんな馬鹿なことをしている間に、残り時間25分になっていた!!
頭に自信のない俺は、解答欄を1/4もうめれずに終わった。
ちなみに保が入ってきたのは、残り時間10分のときだった。