友達と親友と俺

小松「いったい、どうしたんだよ?そんなことしてさ。」

一輝「実は…俺…二股かけていたんだ!!」


いや…それさっきも聞いた。



小松「誰と誰に?」

一輝「アスカとはるかに。」



そう言って俯く藤原。
確かはるかって俺のクラスにいたよな。



小松「はるかって、あの秋丸はるかか?」

一輝「そうだ。」



まじかよ!

秋丸はるかとは、すごく明るくて男子からも女子からも人気がある子だ。


そんな人気の子と付き合うと当然起こることがある。



小松「お前…みんなから嫌がらせ受けるぞ!?」

一輝「その時はそん時さ。俺はアスカより好きな人ができたからな。」

小松「気合い入ってんな!!」

一輝「当たり前やん。」



そうやって、俺たちは2人で笑いあった。
俺は何だか嬉しかった。

やっと藤原が脱ヲタクになったことが。



はるか「一輝くん、お待たせ。」



そう言って秋丸が走ってきた。


一輝「おう、それじゃな小松。」

小松「お、おう…。」
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