友達と親友と俺
晃大「へ~、一目惚れですか~!初々しいですな~!」
達也「!!うわっ!!」
ヤバい…思わず叫んでしまい周りから注目された。
知宏「え!?だれに!?」
知宏は俺に興味津々と問い詰めてきた。
晃大が急に現れたことには何も疑問を感じないんだな!!
晃大「達也を見てると分かるさ。」
達也「その話はどうでもいい!いつからいたんだよ!?」
晃大「さっきだよ。電車の中1人だったからこれを頼りに来たんだよ。ほらGPS。」
そう言って、俺に携帯の画面を見せてきた。
俺は騙されない。
俺の携帯にはGPSなんかついてないからな。
達也「適当な嘘つくな!!」
晃大「あっ、バレた!?」
晃大はそう言い微笑んだ。
俺はさっき決心したことを忘れ、あの子の方に目を向けてみる。
緊張しているのか無表情で立っていた。
乱れていた制服は直されていて、長い髪をゴムで2つ結びをしていた。