俺様彼氏と純粋彼女
第四章 かえり道
ハツユキ
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はぁっと息を吐くと白い息が出る冬のこの時期。
私は駅までの道を1人歩いていた。
空は今にも雪が降りそう...。
今日の勉強わかりやすかったな…。
明日もまた黒木くんと会えるんだよね。
明日はなに話そっかな
ヒヤッ――
「冷たっ!なに~?」
そんなことを考えてたら顔になにか冷たいものがあたった。
…………
「……え……?
雪……?」
雪だ…!
初雪…!
シンシンと降り積もる初雪。
電車から降りたら
幼稚園生のようにスキップして家に帰った。
「ただいま!」
「あ、陽向。
ちょうどいい所に!
今 雪降ってるじゃない?買い物行って来てくれない?」
「え……うん……」
「白菜と豚肉ね。」
そう言われて私は戻って来た道をまた歩き出した。