【短編】貴方の背中
連れていかれたのは、街中にあるアットホームな感じのレストラン。
テーブルに案内され座ると、どこからともなく髭面のいかにもシェフって人が現れた。


「やあ、あさちゃん久しぶりだね。おっ、可愛い彼女と一緒かい?」


「久しぶり。残念だけど、可愛いこの子は俺の部下だよ」


陽気で人懐っこいシェフにからかわれながら、気取ってないイタリアンに満足する。


「まだ時間大丈夫かい?」


店を出ると、どこかに歩きながら朝日奈部長が聞いてきた。
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