【短編】貴方の背中
隣りでストレートを煽る朝日奈部長。
それを横目にスッキリとした甘さのミントフラッペから始まり、まったりとした生クリーム系のエンゼルキッス、オーガズムなど気が付けば両手でも足りない数を飲んでいた。


そんなに強いわけじゃないし、お酒が大好きってわけでもない。
でも、なにかを忘れるように、次々とグラスを空けていく。


わかってる。


……いつまでも掛かってこない、

違う!

掛かってくると信じてる、女々しい私を消したいんだ。
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