空色LOVE
「何、怒った態度のこと反省してんの?」




俊樹君は眠そうに聞いてきた。








「ち、違うよ!」




私は真っ赤になりながら反論した。






…いい言い訳が見つからない。










私はいまだにほとんど誰も来ていない教室を見回した。





誰か助けてくれる人…





いない。









同じグループの女子は、




さっきトイレにメイクしに行ったし…






男子は全然来てないし。







いるのは勉強してる真面目ちゃんばかり。
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