空色LOVE
でも、二人並ぶと本当にカッコいいことが分かる。





双子アイドルユニットとかどうすかね。





馬鹿なことを考えていると、直樹君が口を開いた。







「このコ可愛いやん?」





「だから何が」






直樹君は私を指差した。





私は後ろを振り返ってみるけど、誰もいない。








「お前お前」





え、私…?





マジ?






「なあ、お前ちょっと来てくれへん」





直樹君は私の腕を掴むと、教室から出て行く。







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