空色LOVE
「ちょっと、離してよ!!」





私は直樹君が連れて行った先が、



空き教室だったことで、変な妄想をしてしまった。






―――――――――――




まさかその妄想が現実になろうとは。




―――――――――――








直樹君は私の手を離すと、



空き教室のカギを閉めた。








「何…?」





私はその瞬間、壁にグイッと押し付けられた。








「お前さ~」





直樹君は私の耳に口を近づけた。







「金出せばヤれるんやって?」





!!!






「何で…」




私は震える唇で聞いた。






「本当なんや」





直樹君はニヤリと笑った。

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