空色LOVE

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外に出ると、新鮮な空気が鼻を通り抜けた。






桜の花びらが舞い踊る中、





私は足早に歩いて行く。









空はよく晴れている。





その分、太陽の光が暖かい。










私は、電話してきたやつの家に、ベルも鳴らさずに入った。






驚いた表情の男は、以外にも玄関にいた。









「びっくりした…いきなり入って来んなよ」




「遊びたいんじゃなかったっけ」






私はそう呟くと、茶色い髪をひるがえして帰ろうとした。







「待てって、俺の部屋に上がれよ」

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