空色LOVE
「ごめん」




小さく呟きながら。






「でも、好きやねん」




私を抱きしめながら。








直樹君は私の涙で濡れた唇にキスをした。







拒否なんて出来ない。




嫌がることなんて出来ない。






そんなことしたら、バラされるから。








それに、キスされることにも慣れているから…





お金をもらえなくなっただけじゃん…









まさかバラさないことと引き換えに付き合うことになるなんて。







私はショックだった。
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