空色LOVE
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「あー腰痛い!!」




「疲れた…」








長い話を聞き終わり、




外に出ると桜の花びらが舞い散っていた。







「…春だねぇ」




「アキ、そんなキャラだったっけ??」







私が言葉をポロリと零すと、



一人がおもしろそうにツッこんできた。









「季節を実感したんだよ」







私が適当に返事をすると、



その子はボソリと呟いた。







「…アキはいつまでも秋のままだから」





「それ、どういう意味?」






いつまでも寂しく葉っぱ散らしてろってか!??




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