空色LOVE
「アキ~、一緒に帰らへん~?」




「…ぐっ」








直樹君だった。




私に手を振りながらこっちに歩いてくる。







なんだか桜の花びらが妙にマッチしていて。









「直樹様じゃん!!」




「一緒に帰るってアキ、まさか付き合ってるの!??」







友達は驚いて私を見た。







そんな私は、



直樹君に後ろから抱きしめられた体制で頷く。






「俺が告白してん~」




自慢げに直樹君はピースをした。







「えーいいなあアキ…」






よくないよくない。




脅迫されたんですけど。






…とはいえず。

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