空色LOVE
「じゃあ、ラブラブしてもいいやんな」




「は…?」





直樹君はニヤリと笑うと私に軽いキスをした。






「ちょっ…」





私の頬はいきなり真っ赤に染まる。







誰か見てたら…








と思って辺りを見回したけれど、




校庭には誰もいなかった。







「あのさ、私は直樹君と…き、脅迫されて付き合ったんだよ」





「だから?付き合ってることに変わりはないやん」






直樹君は涼しい顔をしてさらりと言い返す。







「私は、直樹君のことなんか好きじゃないの」






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