空色LOVE
過去
―――――――――――
「おかーさーん」
「アキ、走ると転ぶよ」
あれは私が小さい頃。
私とお母さんとお父さんの家族3人で買い物に出かけた。
お父さんは車を止める場所を探すために、
しばらくこない。
「ねえ、おかーさんはアキのこと好き?」
「え?…好きに決まってるじゃない」
お母さんはそう言って、
私の頭を撫でてくれた。
そして、お母さんは桜吹雪を眺めながらこう言った。
「アキ、アキは季節の秋みたいな性格になっちゃダメよ」
「じゃあ何でアキっていう名前なの?」
不思議だった。
お母さんとお父さんは季節の秋が好きなのに。
何で秋みたいな性格になっちゃダメっていうのか。
「おかーさーん」
「アキ、走ると転ぶよ」
あれは私が小さい頃。
私とお母さんとお父さんの家族3人で買い物に出かけた。
お父さんは車を止める場所を探すために、
しばらくこない。
「ねえ、おかーさんはアキのこと好き?」
「え?…好きに決まってるじゃない」
お母さんはそう言って、
私の頭を撫でてくれた。
そして、お母さんは桜吹雪を眺めながらこう言った。
「アキ、アキは季節の秋みたいな性格になっちゃダメよ」
「じゃあ何でアキっていう名前なの?」
不思議だった。
お母さんとお父さんは季節の秋が好きなのに。
何で秋みたいな性格になっちゃダメっていうのか。