空色LOVE
しかし手遅れだった。





私は何とかして男の腕の中から逃げ出すと、



破れた服の上に寒かったので持ってきていたセーターを着ると家を飛びだした。







怖くて




怖くて







何で私ばっかりなんて思うのはダメだ。





私より辛い人なんて世界にはいっぱいいるんだから…








でも自分にとって大きなことだった。
< 57 / 72 >

この作品をシェア

pagetop