空色LOVE
「振られたあ~~泣」



「マジ? 誰に??」






結菜は年がら年中『振られた』って言ってる。




けど、今回はリアルに落ち込んでる。






「俊樹君だよお…」




「俊樹君…?」






俊樹君かあ…いい趣味してるわ、結菜。








「恋愛対象外だってさ。笑っちゃうよね」





何人かが集まってきて、呆れたように首を振った。







吹き出したくなるのをこらえて、



私は「そっか…」とだけ呟いた。







変に慰めてハブかれても困るし。
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