空色LOVE
直樹君は答えずに無視するので、



私は手を振りほどいた。




「何なの?」








直樹君が睨みつけてくる。




無言なのが余計に怖い。








何で怒ってるのか分からなくて、



私は直樹君から目をそらした。









さっきまで騒がしかった校舎は、



授業が始まり静まり返っている。








シーンとした空気の中で、



私は帰ろうとした。
< 67 / 72 >

この作品をシェア

pagetop