LOVE LOVE LOVE


「こんな寒いところに、そんな薄着で立っていたら、風邪引くだろ。まだ夏だけど、夜は冷えるんだ」


せーくんはそっと
肩に手をかける


可奈の拒否反応は
自然と出なかった



誠也は内心、安心した


しばらく外を眺めていた
可奈はあくびをした


「さぁ、もうこんな時間だ。寝よう」


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