あなたの瞳





「そりゃあわかるよ。連絡したんだ。お前達は会いにきてくれる。ただ………優姫にだけは、言うなよ。」
「!!新…………。優姫は………あなたが、」
「直。」

その時の新は、私がみたことのない新だった。

大好きな人を想い。


ただ、想い。




自分の心に、必死に耐えていた。



―俺は嘘つきなんだよ。だから………もう優姫には会えない。―
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