あなたの瞳
そして、徹平君も、それを理解してくれたんだって。




私に、徹平君のようなことができるかな?


自信がない。



「直?どうしたの?」

「光………ううん、何でもないの。ただ………なんだか、いろいろあったなって。」

今、私達は大阪から東京に帰る途中。

私達は高校を卒業して、優姫と新は大阪で、私、光、卓斗は東京で新しい生活を始める。

卒業旅行と優姫の見送りをかねて、みんなで大阪で過ごした。

優姫と新は終始幸せそうに笑っていた。
そして、いつの間にか優姫の左手薬指には指輪が、これからの二人の未来を象徴するように光ってた。
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