あなたの瞳




「優姫が………好きなんだよね?告白、した。あってる?」

「………わかってるなら聞くなよ。」

「………優姫が誰を好きか、知ってたのに?」

「それでも、伝えたかったから。優姫のこと、困らせたと思うけど。」

「わたし…は?」

「え?」

「卓斗は……私のことは……」

みてくれない、考えてくれないんだね。





いつだって、その瞳に写すのは、優姫。





「っ!!」

私は駆け出した。




最悪だ、泣くなんて。
卓斗だって、苦しんでるのに。




< 25 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop