あなたの瞳



「はあぁ~。ショック………。」

ある日、私のクラスの女の子が大きなため息ついてうなだれていた。


私と卓斗、光はみんな優姫と同じ高校に進学した。

優姫をほっておけなかったから。
優姫を、一人に出来なかった。

私達は優姫を心配する気持ちは一緒だった。


でもやっぱりいつまでもずっとそばにいれるわけじゃない。
高校のクラス分けでは、卓斗と優姫が同じクラスになったものの、私や光はバラバラのクラスになってしまった。



知らない人が一人もいない空間に飛び込むのは、やっぱり大変だった。

そして、最近ようやく新しい友達もできて、新しい環境に慣れてきた所だった。
< 60 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop