あなたの瞳
「直ちゃん!!」

優姫は私に気がつくなり、駆け寄ってくれた。



優姫は一時期よりも大分元気になった。
それに少し安心した。


「おぅ直!久しぶりだな。」

卓斗もすぐにきてくれた。

久しぶりに楽しかった。
優姫と卓斗の関係も、変わりないみたいだった。




「もっと顔出しにこいよ、直。」

「卓斗がくればいいじゃない!」

そんな話を卓斗としている時だった。




フッと優姫に目をやると、優姫が凄く悲しそうな、今にも泣きそうな顔をしていて。

「…直ちゃんごめん!お手洗い行ってくるね。」
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