あなたの瞳
卓斗………。



こんな卓斗は初めてみた。
卓斗は自分の思いを抑えられなくなっていたんだ。




どれだけ優姫を見つめていたって………報われない想いを抱えて。


そんな卓斗をみていて、胸が苦しくなった。




何で?…………何で?




私だって好きなのに。

「直っ!戻ってくるから待っててくれ!」

「は、はい……」

優姫の腕を掴んで走り去る卓斗。




私はその場で泣き崩れた。
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