あなたの瞳




「だから一度会ってくる。新に。それで、決める。直………一緒に、きてくれるか?」

「……私?」

「あぁ………。いいかな?直も、新に会いたいだろう?」

私は頷いた。
確かに、新には会いたい。


でも、
「直は、無関係じゃないんだぞ?俺は………お前が一番、今回のことで傷ついたと思うんだ。友情と愛情とがぐちゃぐちゃになった。……ほとんど、俺のせいだけど。」

首を振る。
本当に………大変だったね。
私達みんな、悩み、苦しんだ。



でも、ようやく、道が開かれた。





「新に会いに、行こう。卓斗。」
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