●〇君と隣〇●
私が大好きになった彼。
変な夢を見た日
親友の由紀の紹介で
聖という男の子と出会った
懐かしくて、哀しい気持ちになったけど、そんな気持ちはすぐに消えた。
バス停で待つ俊くんと由紀のところに、私たちは手を繋いだまま向かうと
「会って数秒で恋に落ちちゃったとか?いやいや、もうこれは、遊園地行ったら別行動の方がいいんじゃない?ラブラブしちゃいなよ!!」
「いゃ、由紀、落ち着いて…」
と私たちの言葉など聞く耳持たずの由紀は、遊園地に着くなり俊くんと人気アトラクションまで走っていってしまった。