●〇君と隣〇●
「聖、もう大丈夫?歩ける?」
「あぁ、ありがとう。」
「ラブラブですなぁ」
「少し由紀は落ち着きなさい。」
由紀の冷やかしと俊くんのツッコミを背にしながら、私と聖は行くときに待ち合わせした場所に戻っていた。
「これから色んなとこ、デートしような。」
「うん。」
「でも少ししたら大学の試験だなぁ……」
「そしたら聖、一緒に勉強しようよ。」
そんな会話をしながら、今日っていう日が終わるのだった。