イジメ

no title

ピンポーン
あたしは奈菜の家のインターホンを押した。
「は～い。ってなに」
「奈菜・・・話してくれる?」
「は?話すことなんてないし」
「ちょっとでいいの!!今日だけでいいから」
「今日だけ?」
奈菜が少し優しい声に変わった。
「奈菜?ちょっと話そう」
奈菜は近くに公園があると言って
連れてってくれた。
「なに?」
「奈菜と話せないのが辛かった」
「奈菜もいやだよ?美奈子がいじめられてるの」
「え?」
「親友だったもんね」
「うん・・・」
あたしは話を切り出した。
「これ」
「なに?手紙?なんで二通?」
「明日の放課後…竜也に渡して欲しい」
「は?」
「奈菜も明日の放課後読んで・・・」