イジメ
「やり直すことは無理だよ」
そう。あたしは親友の好きな人
聞いちゃったんだから。
もう奈菜のこと知ってるんだから。
「何でだよ?」
「あたし、いじめられてんじゃん?」
「だから?なんかあったら
二人で乗り越えるんだろうが!」
ズキッ
あたしの心が痛んだような気がした。
「竜也?あたしは嫌いになんかなってないよ?」
「え?」
「でも、勉強やりながらイロイロ
こなすことはできなかった。」
「心が弱くてごめんなさい;;;」
あたしはいつも間にか泣いていた。
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