イジメ
「竜也・・・やり直したい・・・」
あたしは本当に卑怯な奴だ。
人間のくずだよね。
「頼っていいんだよ?」
あたしは頼れない。
「なんか言えよ」
「やっぱまだ考える。ごめんね!」
あたしは家まで走った。
あたしの頭の中に浮かんだのは…
『自殺』だった。
あたしは生きてても意味がない。
なら死んだほうがいいような気がする。
死んだら苦しむ必要がない。
なにもかも考えなくていいんだ。
あたしは楽なほうを選ぶんだ。
最低な人間だから―――――――
< 8 / 17 >

この作品をシェア

pagetop