7歳の殺人鬼




バンッ




いきなり開いたドアに驚き振り向く。





「雅樹くんは…?」




そこには息を切らした
刑事さんがいた




はっとした顔であたしを見る



きっと泣いているのに気づいたのだろう



「もういないか…」





「はい」




刑事さんはがっかりしながら家を出て行った



何も聞かれなかった



気遣ってくれているんだ
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