7歳の殺人鬼



「何話してたのっ?雪ちゃん行っちゃったね」



お前のせいだろっ!!



お前がきたせいで、きぃからはどんどん人がいなくなっていく。




「ざけんなよ」



きぃは心の中の声が思わず出てしまったことに動揺するが、すぐに冷静になることにした。




「きぃちゃん?どおしたの?怒って。雪ちゃんに何かされたの?」







「お前ですけど」






バンッ




思いっきりあいつを突き飛ばす。






「…えっ」






あいつがいない。




さっきまで目の前にいたあいつがいない。





グシャッ





一度も聞いたこともない音にびっくりしてその音の発信源、ベランダの下をみてみる。
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