7歳の殺人鬼



松田はポケットの中からケータイを取り出し、慣れてなさそうな手つきで署に電話し始めた。


松田の声が教室中に響く。







「不気味な殺人事件だな…。」





1人で呟きもう一度教室中を見直す。






ベランダの下にある血の跡を確認する。




「あっ…」




よく見てみると村田希衣香の血の跡の横に、後一つの血の跡があった。





「なぜ飛び降りたのだろう…」




それが気になりうつむいたままでいた。
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