好きなの。xxx。
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私は今 何もない原っぱに
藤井先生と二人でいる。

二人寄り添って
寝てるわけじゃない。
私と先生の間に
一人分の間がある。

菊石先生にとられそうで、
怖くて、泣いている私。

先生は隣で「相似条件」を
言っている。
 

この世界は夢だ。
でも覚めないで。
どうか、醒めないで。。。
「、、、ぉい。おい!!」
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「はぃ。すいません。」
先生は困った顔をして、
「後で数研室に来なさい。」と言った。

「これで数学の評価は悪くなっちゃうね~。」
と言うのはクラスメイトで親友の
佐々木 絵里。

うん。と一言いい、SHRをすませ、
数研室へ足を急がせた。
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