【短】大好きな君に・・・
出た。
真希、やれば出来るよ?私。
「ん?分かった。
行こうか。」
すぐ私に気付いてくれるなんて思ってなかった。
話した事、数回しかなかったのに。
なんだかそれだけで嬉しいな。
松宮君の後を付いて行くと屋上に着いた。
「・・・何かな?」
「呼び出してごめんね。
話、聞いて欲しいんだ。
私、ちょうど1年前の今日。
学校の階段で女に子にぶつかって落ちそうになったの。
けどね。その時私は落ちもしなけりゃ怪我もしなかった。
ある人が私の腕を掴んで助けてくれてたの。」