記憶
……コート内
やっぱ入らなかったか…
そりゃそうだよね…この距離だし…

ドンッ

「うわっ!!!!」
誰かに後ろから抱きつかれた。
「そんなに驚かなくてもいいだろ??」
この声は…
奏真だーーー
「優香天才だな!あの距離入れるなんて…」
入ったんだー…ってえ??
いやっ入ってないでしょ!!
「入ってないじゃん…」
あたしはボールを指差した。
「あーあれはただゴールネットに跳ね返っただけだし!」
そうなんだーーーー。
ってことは、
あたしたちの勝ちーーーー?
ゆずたちにかっちゃったー!!!
あたしは思わず奏真に抱きついていた。
「優香ーーー。俺一応おとこ!!」
うわっ
そうだった…
どうしよう……
「まぁ俺もさっき抱きついちまったけどなっ」
「そっそうだよ!!あたし悪くなーい」
おもわず開き直っちゃった!
「何あせってんの!!あせってる顔かわいかったよ!」
かーーー/////顔が赤くなるのが分かる。
よく普通にそうゆう事言えるなー
こっちが恥ずかしいわ
だってだって奏真意外とかっこいいし…
何考えてるんだあたし…
「おーーい!心の中で話しすぎっ全然読めないんですけど…
でもまさか優香がそんな事を思ってるとわねー」
え?どんなこと?まさかばれた訳じゃないよね?
「そ……そんな事って何よっ」
「優香動揺しすぎっ
なんでもねーよ!!」



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