恋の公式
思わず変な声が出る。

でも今はそんなこと関係ない。

『だって、真面目に勉強するより、派手に行きたいもん!』

「まあそうだけど・・・」

『はるちんはどっちがいいの!?』

「校則なんて糞くらえ!」

『でしょ?』

咲が笑顔で頷く。

こんな簡単に高校って決まるんだ。

確かに勉強嫌。

でも行きたい。

矛盾してるけど、やっぱ行きたい。

咲と離れるのは嫌。

だから、あたしはあたしなりに頑張る。

そう決めたんだよね。
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