【詩】ROAD of YOU

終結

この詩集『ROADofYOU』
はほぼ全てが、自分自身の身の回りで実際に起こった事柄がきっかけで書き留めたものです。


詩の中身がなんたるかを、読んで頂いた方に分かるように書けないのが心苦しいのですが、
ある状況、ある感情にふとリンクして、なんとなく分かると感じて下さったら嬉しいです。



絶対に許せない言葉を浴びせられ、なんとか怒りを消化したい。
そんな時に出来た詩が
「ビーカー」


人の気持ちを操ろうとする浅い謀が見え見え。
そんな人間に「鎌」


自分の将来を初めてよくよく考えた時、煮詰まったらしい弟に
「弟」




また
「喪失」
は二十歳にして将来を嘱望されつつ亡くなった知人への追悼―――




人は突然、経験も想像もしなかった出来事に遭遇するものです。
それを境に人生観が変わったり、そこまで大袈裟でなくとも、考え方や感じ方が変わることがあります。


ニュースで流れるテロや事件や事故。
もし自分の身にそれが降りかかったら?
そんな想像や仮定が、しょせんは限界がある、と詩でも書いた通り私は嫌いでした。


ところが最近、そんなことが実際に起こったのです。


そこで得た教訓は、やはり想像は必要で、もしもこうなったら?を仮定して準備することは大切だということ。
同時に、そうなってみないと感じえない気持ちは確かに存在し、その気持ちが今後の物の見方に影響を及ぼすということです。



願わくば想像するだけで幸せになるような、ハッピーな出来事が起きてほしい。
そう思うこの頃です。
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