線路の上で
オレらの出会いは… 中学3年の夏、部活帰りに駅の前を通るとタクが居てタバコを吸ってたので気が合うと思い話しかけてオレもタバコを吸った。
最初は(オウ)とかしか話さなかった。ある日サボったタクが中学の前を通るのを窓から見て、
(タク待て)とオレが言った。
(おう)タクが言う。オレわカズマと同じクラスだったので
(カズマ後で、校門でな)とオレが言い外に出た。
タクが(何処に行く)と聞く。
オレが(とりまタバコ吸わねぇ?)と言いながら学校から少しハナレタ場所に歩き出す。
タク(結局、体育館裏かよ)と言いながらタバコを吸う。
オレ(いいべぇ~田舎だから行く場所無いし)と言ってタバコを吸う。
おれが(お前いつも電車だけど、ばぁちゃん家でもオレらと中学、一緒なのに何でチョット遠い学校か通ってんの?)と聞く。
タクはタバコの煙をはきながら(いいじゃん、そうだ今度彼女みせるから)と話しを変える。
1時間話した時、オレが(そうだ、そろそろ学校終わった頃だから校門行こうぜ。会わせたい奴いる)と言い歩き出す。
タク(待て!良いけど誰だよ)と言いながら歩き出す。

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