空の上の上
残るのは
“おばあちゃんの笑顔”
それだけ。
もっと話したかった。
もっと甘えたかった。
もっともっと…
―おばあちゃん…。
涙は枯れてくれない。
次から次へ
どんどん溢れる。
―おばあちゃん…おばあちゃん…
お母さんが背中をさすってくれた。
とてもあたたくなった。
わたしは弱い。
とても無力。
途端に悔しくなった。
―ババが死んじゃった時は、慰めてくれよ。
いつか、お父さんが言ってた。
―男なのに泣くのー?ダッサー!
―泣いて悪いか!頼むぞ。
―背中スリスリしてあげる!
こんな会話をした。
なのに、わたしがされてる。
わたしは…
…無力だ。