おんりー☆らう゛
「・・・・・・・・・」
部屋に戻ってから、まだ黙ったままの裕毅に、美奈が声をかける。
「裕毅・・・まだ怒ってるの?」
美奈の声が聞こえ、振り返って少し笑う裕毅。
「いや・・・ちょっと聖に言いすぎたかなぁって・・・」
「・・・そーだね。でも、聖もあれだけ言ったら、わかってくれるよ。きっと・・・」
「あぁ。そーだな・・・」
♪~♪~
美奈の携帯が鳴る。
「・・・!!!奈々だ!」
「・・・?!」
ピッ・・・
「もしもし!?奈々??」
「うっ・・・美奈ぁ・・・」
泣いているようだが、奈々の声を聞いて、少しほっとする美奈。