おんりー☆らう゛
―――――――新幹線内
「…美奈。」
「ん?」
「奈々は?」
「…連絡はないよ?でも…」
「まぁ…あいつからはしねぇだろうけど…でもなぁ。尚更心配だな」
小さい声で話していた2人だったが、もちろん聖の耳には聞こえた。
「おい」
「あ…」
しまった…というように、裕毅が口を押さえた。
「奈々がどーしたんだ?」
「あ…いや…そのぉ…」
「なんなんだよ!!!奈々になんかあったのか?!なぁ!!教えろよ!!」
「裕毅…」
「…あぁ」
裕毅は聖に話し始めた。