おんりー☆らう゛



聖が奈々の傷に薬などを塗っていく。

奈々の手当てをしながら、聖は奈々に言う。





「…俺、またちゃんと挨拶に行くよ。」

「へ?」

「お前の…親父さんに」




びっくりして奈々が聖を見る。




「お父さんに!?」

「あぁ…ちゃんと認めてもらいてーんだ。俺と奈々が付き合ってること。俺が奈々を愛してるってことw」

「ありがと…なんかすっごい嬉しいww」

「ははっ(笑)…結婚すっときとかどーなっかなぁ…?」




ちょっと想像してみて、聖は引きつった笑顔を浮かべる。




「すごいことになるかもねw」

「だよなぁ……まぁ、無理ならカケオチすっかw」

「うんw聖とならなんでもできるww」

「…可愛いこと言っちゃって(笑)」

「ほんとのことだもん!!」

「はいはい(笑)わかってるよw」




奈々をなだめるように言いながら、奈々の傷に優しく包帯を巻いていく聖。

そんな聖の姿を見て、奈々は笑みがこぼれる。





「…好き!!!」

「なんだよー(笑)お前からって珍しくね?」

「だってぇー。好きなんだもん。…聖の口からも聞きたい。…あたしのこと好き?」

「…あぁ。だーい好き」

「よかった♪」

「好きってか…愛してるww」




奈々の頭にポンッと手を乗せながら、聖が言う。




「一緒じゃん(笑)」

「え?でも、愛してるのほうが深く感じね?」

「あ…たしかに!」


「だから俺はお前には愛してるって言うのw」

「そーだったんだぁ!嬉しい♪」

「ははッ(笑)」

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