おんりー☆らう゛
――――――ピンポーン…
インターホンの音で、ドキッとして止まる2人。
「奈々ー聖ー!」
「起きてっかぁー?」
あとから、美奈と裕毅の声が聞こえる。
時間を見ると、もう8時を過ぎている。
「ヤバッ!!!」
「もー来たのかよー」
奈々が急いでカバンを取りに部屋へ走る。
聖だけがキスをおあずけされ、口を尖らせていた。
―――――ガチャ…
「おはよー!」
「おはよ!久しぶりだねw」
奈々がドアを開けると、美奈が微笑んでくれた。
あの旅行のとき以来だもんね。
……あ。
「あの時はごめんね?」
「んーんw平気w」
いつものように、美奈は笑ってくれた。
隣で裕毅も、笑ってくれている。
…2人共、ありがとうw
「さ!学校行こ!遅刻するよっ」
「そーだね!皆に会うの楽しみだなぁーw」
こうして、今日も4人で学校へ向かった。