おんりー☆らう゛


「「バッッッカだなぁー」」

「…はは」





話を聞いた3人に口を揃えて言われ、聖は苦笑いしながら、体が小さくなる思いでいた。





「彼氏ってもんはなぁ、ちゃんと彼女のこと理解しねぇーといけねぇんだぞ!?」

「1人で妄想突っ走って…バカかお前っ」





亮と魁斗が腕を組みながら、えらそうに聖に言ってくる。


…いつもなら言い返すところだが…まあ、今回はこいつらのゆーとーりだしな…

我慢我慢っ




「ちゃんと謝ったのか?」

「あぁ!!謝った!マジで!もうぜってぇしねぇ!!!」





智の言葉に、身を乗り出して答える聖。


ならいいけどよ、と笑いながら背もたれにもたれる智。



…なんだよ、こいつのこの大人の余裕みたいなの(笑)





「つーかお前らも喧嘩すんだな!」

「ぜってぇしねぇと思ってた!」





そう言って、離れたところにいる奈々を見る亮と魁斗。


そこで裕毅が質問する。





「おめぇらもやっぱすんの?」





この3人も、別の学校にそれぞれ彼女がいる。


まず、亮が苦笑いをしながら答える。





「まぁなぁー…大抵、俺が悪ぃーんだけど。」

「俺もだぜー?大半俺が悪ぃーんだ!」

「なんだよ…どこも一緒か(笑)」




亮と魁斗の回答を聞いて、智が笑う。


それを見て、聖と裕毅も、顔を見合わせて笑った。


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