おんりー☆らう゛
「てか…サングラス厳ついねぇ(笑)」
美奈が、裕毅がかけているサングラスを見ながらいう。
あ、もちろんサングラスが厳ついんじゃなくて、サングラスをかけた裕毅が厳ついんだけどね?(笑)
「でもこれかっこよくね?w」
裕毅が自慢気に言う。
もちろん、聖もグラサンかけていて、キャップを被っている。
「聖もサングラス、服装にもすっごい似合ってるじゃ〜んw」
「サンキュ!これなら誰も寄って来ねぇっしょ」
裕毅の服装はサーフ系。
聖はどちらかというとB系なので、ダボッとした感じの服に、斜めに被った帽子が合っていて、サングラスもかけているため、裕毅よりはさらに厳つい。
「確かに、絶対近づけないね」
聖を見て、クスッと笑う美奈。
裕毅がサングラスを今度は頭に乗せるようにかけ直しながら美奈を見る。
「厳ついほうがかっこいいっしょw」
はいはい、と笑って流す美奈と、うんうん!と頷く奈々。
「うん!惚れる〜w」
「なに言ってんだ。すでに惚れてるくせに」
しれっ…とそういう聖に対し、美奈が吹き出し、裕毅が「うっわ…ナルシ(笑)」と言って笑う。
聖ももちろん本気で言ったわけではなく、冗談ぽくヘラヘラ笑いながら、サングラスを外して、撤回する。