おんりー☆らう゛
「らっしゃい!」
「たこ焼きくださぃw」
「あいよッ!お姉ちゃん可愛いねw学生かい?」
たこ焼き屋のおじさんが、出来立てのたこ焼きをパックに詰めながら、ニコニコと話しかけてくれる。
気さくな人だなあw
「高校生ですw」
「若いねぇー!青春真っ盛りだな!」
「はぃー(笑)」
確かに青春してるかもw
聖とラブラブしてるし…
なあーんてっww
「おし!おまけだッ!」
「え!いいんですか?w」
「おうよ!持ってけ!」
「ありがとうございますッw」
やったあw
2個もおまけ入ってる!
ラッキーww
最後に、おじさんがズイッと身を乗り出してくる。
「今度おっちゃんと遊ばねぇかい?」
「え?……考えときます(笑)」
そう言って曖昧な返事を返し、ペコッと頭を下げて、店を離れる。
そして、聖が待つ芭蕉に戻った。
「お帰り〜」
「おまけしてもらったよw」
「お、よかったじゃんw」
そう言いながら、さっそくパックを開いて熱々のたこ焼きを頬張る聖。
奈々もたこ焼きを冷ましながら、さっきの出来事を話す。
「そんでね、今度おっちゃんと遊ばないか〜って言われたの」
「へ〜なんて言ったのー?」
「考えときますってw」
「そこは断れよッ!」
次のたこ焼きを取ろうとする手を止めて、ガバッと顔を上げ、苦笑いをしながらする聖。
「なんでぇ〜?」
「お前には俺がいんじゃん」
う…//
まあ〜そーなんだけどねっ?(笑)
「でも冗談でしょ〜(笑)」
「…案外本気かもよ」
「えっ…」
そう言って、何か意味ありげな笑みを浮かべる聖を見て、奈々が少し焦った表情で聖を見上げる。
目を下に向けて、そんな奈々の表情を見た聖は、くっ…と喉を鳴らして笑った。
「冗談冗談(笑)」